【グラフィカルアブストラクト：セントラルドグマ】
遺伝学の重要な原理であるセントラルドグマについて、ENG遺伝子を例に説明します。ENG遺伝子は9番染色体の長腕に位置します。DNAは二重らせん構造を持ち、転写鎖と非転写鎖から成り立ちます。これらは水素結合により結合していますが、一部が解けてRNA合成酵素が結合し、ENGのmRNAが合成されます。mRNAはプロセシングとスプライシングという過程を経て成熟mRNAとなり、これが核から細胞質へ移動し、リボソームと結合します。RNAは4種類の塩基から成り、3つの塩基が1つのアミノ酸を指定します。リボソームはこれらの塩基を順番に読み、アミノ酸を連結してタンパク質を作ります。
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